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Oralcare
Oralcare-歯周病と歯磨き
歯周病の予防
歯周病の予防方法は、基本的に、口腔内の有害な細菌を繁殖させすぎないことに尽きます。そのためには、口腔内のプラーク(歯垢)を常に除去するよう心がけることが必要となります。私たちの口腔内には、細菌が棲息しており、これを完全に0にすることは非常に困難です。しかし同時に私たちの体には免疫力があり、これらの細菌から身を守る力が働いています。ですので、細菌の勢力が私たちの免疫力で対応できる範囲であれば、歯周病になることは防げます。逆に、細菌が増殖し、免疫力で対処しきれなくなると、歯周組織の健康が脅かされることになります。したがって、口腔内を清潔に保ち、細菌の増殖を抑えることが、歯周病の予防にとって最も有効な手段となるのです。

このように、口腔内のプラークが増えすぎないように、可能な限り除去しておくことをプラーク・コントロールと呼びます。具体的なプラーク・コントロールの方法としては、歯科医院で行われる定期的なプロフェッショナル・ケアと、毎日自分で行うセルフ・ケアがあります。

プロフェッショナル・ケアは、歯周病の代表的な原因菌がどの程度、口腔内に存在しているかを検査したり、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング(PMTC)と呼ばれる、専門的な機械を使った歯のクリーニングを行ったりします。また、歯垢が長期間放置されると石灰化して硬化し、通常のブラッシングでは取りきれない歯石になってしまいますが、こうした歯石を専門器具で除去するスケーリングなども行われています。プロフェッショナル・ケアは、すでに歯周病にかかっている人や、歯垢・歯石が多い人は1週間に1回程度必要になる場合もありますが、通常3~6ヵ月に1度、定期的にメンテナンスすることで、歯周病の予防に有効な手段となります。

しかし、最も重要なのは、毎日自分で行うセルフ・ケアにあります。歯磨きがプラーク・コントロールの一番基本になり、毎日、しっかりと正しい方法で歯磨きすることが大切なのです。ヒトは唾液によって、常に口腔内を洗浄している状態にはありますが、眠っている間は唾液量が非常に少なくなります。したがって、就寝前には特にしっかりと歯磨きを行い、プラークをできる限り除去しておくことが、歯周病の予防に効果的です。